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研究成果

本邦のプリオン病患者の脳脊脳脊髄液の診断マーカーと画像検査の検討

調 漸


図1 検査の感度・特異度の検討にCJD患者(44例)と認知症患者(86例) から得られた髄液(表1)を用いて総タウ蛋白、14-3-3蛋白、S-100b蛋白、NSE蛋白測定結果とMRI拡散協調画異常によるCJD診断に関する特異度と感度を検討した。その結果、多数例での脳脊髄液(t-tau蛋白、14-3-3蛋白)、MRI拡散強調画像における検討を行い、脳脊髄液t-tau蛋白が最も陽性率が高いことを証明した。


図2  CJDにおける14-3-3蛋白、総タウ蛋白、MRI拡散協調画像異常所見の陽性度の検討については、上記44例に含めた112例のCDJ由来髄液を用いた。112症例における病型分類での脳脊髄液(t-tau蛋白、14-3-3蛋白)、MRI拡散強調画像でのデータを示し、孤発例ではtau蛋白測定の有用性が示された。

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