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研究成果

わが国のプリオン病のサーベイランス結果 (~2009年9月)

研究分担者
金沢大学大学院医学系研究科 脳老化・神経病態学(神経内科)
山田正仁

  1. CJDサーベイランス委員会は1999年4月から2009年9月までに1,324例のプリオン病を同定した。病型別にみると、孤発性CJDが1,019例(77%)、遺伝性プリオン病が220例(16.6%)、硬膜移植後CJDが80例(6.0%)、変異型CJD 1例(0.1%)であった。硬膜移植例は過去の調査によるものを合計すると138例となった。
  2. 遺伝性プリオン病の変異別頻度はV180I, P102L, E200K, M232R他の順であった。
  3. 硬膜移植後CJDの発生は減少傾向にある。硬膜移植後から発症までの年数の最長は30年であった。

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