ホーム > 研究報告 > 2009年度 > 柳 雄介

研究成果

麻疹ウイルスの神経細胞感染機構

研究分担者
九州大学大学院医学研究院ウイルス学
柳 雄介

  1. T細胞が欠損しているヌードマウスにGFP(緑色蛍光色素)を発現する麻疹ウイルス野生株を脳内接種すると、感染3ヵ月後のマウス脳にGFPの発現が認められ、麻疹ウイルスが持続感染していることが示された。
  2. 連続切片の染色により、ニューロンに麻疹ウイルスが感染していることが示された。ヒトのニューロン初代培養にも麻疹ウイルス野生株は感染した。
  3. ニューロン上には、ヒトとマウスで共通の麻疹ウイルス受容体が存在すると考えられる。

このページの先頭へ