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研究成果

プリオン病発時の髄液中14-3-3タンパク質濃度

研究協力者
国立感染症研究所
佐多徹太郎


ウエスタンブロット法を用いた患者髄液中14-3-3タンパク質濃度測定

  1. standard14-3-3タンパク質はヒト腎臓由来細胞株293T細胞により発現させたHis融合14-3-3タンパク質を用いた。ヒト細胞で発現させた14-3-3タンパク質を用いることで、実際の患者髄液中の14-3-3タンパク質と同様の抗原性を有し、濃度測定精度向上に寄与している。
  2. 上記患者の14-3-3タンパク質濃度はおよそ40ng/mlで、我々の系での正常人濃度上限(25ng/ml)を超える。その後の検査で家族性プリオン病であることが判明した。

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