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進行性多巣性白質脳症(PML)

脳脊髄液中JCウイルス検査の内容と留意事項

脳脊髄液中のJCウイルスの検査につきましては、以下のサイトにおいても掲載しております。
https://www.niid.go.jp/niid/ja/from-vir1/9458-vir1-div3

1.方法 脳脊髄液から核酸を抽出した後、加水分解プローブを用いたリアルタイムPCRによってJCウイルスのDNA(T遺伝子)を検出し、陽性の場合にはコピー数を測定します。
2.感度 50コピー/mL(検出下限値10コピー/mLの超高感度検査、JCウイルスゲノムの変異解析、ならびに脳脊髄液以外の検査等については別途ご相談下さい)。
3.料金 検査自体は無料です。検体輸送容器ならびに検体の送料をご負担下さい。
4.検体量 脳脊髄液1.2 mL以上。(採取後は遠心分離を行わず、そのままの状態で冷凍保存して下さい)。超高感度検査の場合には 4 mL程度をご用意ください。
5.依頼方法 検体をお送り頂く前に、必ず下記の担当官に電子メールにてお問い合わせ下さい。ご連絡先を確認後、当室から検体輸送容器ならびに検査依頼書、同意書、検体輸送マニュアル等を発送します。
6.お問合せ先 〒162-8640東京都新宿区戸山1-23-1 
国立感染症研究所 ウイルス第一部
主任研究官 中道一生
Tel:03-5285-1111(内線2530)
Fax:03-5285-2115
E-mail: nakamich@nih.go.jp
7.留意事項
  1. 検体輸送マニュアルに記載されていない方法によって検体が送付され、輸送や作業における安全性に問題が認められた際には、検査を中断させて頂く場合がございます。
  2. 検査依頼書に患者様の個人情報を添付しないようご注意下さい。
  3. PMLの診断においては、本検査の結果だけでなく臨床経過やMRI画像等から総合的にご判断下さい。
  4. 検査結果を学会や論文等で発表される際には事前にご相談下さい。
  5. 本検査は厚生労働省の調査研究活動の一環として行っております。匿名化した検査情報を学術誌や学会等にて公表する場合があります。
  6. 検査が不要となった場合には、検体輸送容器を必ずご返却下さい。

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